Noriaki Kondoh’s world

mini print for Cadaqués

 

k9といえばシェパード。それは警察犬がk9、記号みたいに表記するのは、canineと同じ発音をするからだ。「シェパード」は「牧羊犬」という意味なので、正しくは「 ジャーマン・シェパード」という。ドイツ原産のこの犬は、賢く、従順で、訓練好き。第1次大戦から軍用犬として訓練された。イギリスやアメリカでは第二次世界大戦でナチスが使用した時のトラウマから、「アルサシアン」とよばれる。人間の生活の補助として 警察犬、盲動犬、介助犬などで活躍している。

リスは、オーストラリアと南極をのぞくすべての大陸に分布している。プレーリードック、ウッドチャック、ムササビ、モモンガもリスの仲間である。樹上で暮らすリスと地上で生活するリスがいる。地上リスは、コロニーをつくり、縄張りを持っていて、個別の巣穴に生活している。イギリスの公園の木々で素早くうごめくのは、たいがいリスである。人にも慣れていて、餌をもらいに近づいてくるのもいる。

鯨は魚か?動物か?ふつうこう聞かれると、「哺乳類だから動物」と答えるだろう。これは、学校で習い、試験の答えを求める習慣がついているからだそうだ。見方を変える、経済学的立場からいうと、鯨は魚屋さんで売っているから「魚」なのだ。

さて、鯨はなぜ鯨なのか。それは海中に棲んでいる大きな動物(ほ乳類)だからだ。学術的な見方をすると、歯を持つ哺乳類とヒゲを持つ哺乳類に分けられる。ヒゲといってもナマズのようなヒゲではなく、口に大量の海水を入れ、餌以外を漉しとる為のフィルターのようなものである。鯨とイルカを分類することと、歯鯨と鬚鯨に分類することは、視点の違いを考えさせられる。視点を多く持つことは、物をみる手がかりが増えて世界が広がる、対象をデッサンすることと同じだ。 私たちは、広い視点から物事を見る習慣を身につけていたい。

works-222 

Un blaireau / アナグマ / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-223 

Une belette / イタチ / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-224 

Une grenouille / カエル / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

カエルは両生類。世界で確認されているのは約4800種類で水のあるほとんどの地域に生息している。

works-225 

Un chat #37 / 猫 #37 / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-226 

femme #09 / 女 #09 / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-227 

Un lapin #04 / 兎#04 / 2011/September

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

すり寄ってきてはじっと見つめる。

works-228 

k9 #07 / 犬類 #07 / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

(Dachshund)

ドイツ原産。「ダックスフンド」は英語である。ドイツ語だと「ダックスフント」という。ダックスはアナグマ、(da-ches )と犬(hound)を合わせたもの。胴が長い特殊な体つきは、夜活動して昼間は穴の中に隠れている穴熊を追い出すための猟犬である。鳴き声が大きいのもそのためである。刑事コロンボで時々登場する。胴が長いため腰を痛めやすく、ウエイトコントロールの必要がある。

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Un chat #38 / 猫 #38 / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

度々おすわりをします。招き猫のように前足を持ち上げる動作はしません。

works-230 

orca / シャチ / 2011/November

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-231 

Un écureuil / リス / 2011/November

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-232 

femme #10 / 女 #10 / 2011/November

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-233  

k9 #08 / 犬類 #08 / 2011/November

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

(German Shepherd Dog)


works-234 

k9 #09 / 犬類 #09 / 2011/November

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

(Dalmatian)

ダルマシアンといえば、ディズニーアニメの1 0 1 (One Hundred and One Dalmatians)。ウォルト・デイズニーが手がけた最後のアニメ映画だ。手描きでしか当時は表現できなかった上、黒い斑点のある犬が多数出てきて全部が同時に動くという犬のモブシーンがあるフルアニメは制作するのは、大変な労力であっただろう。予算不足で、初めてコピーマシン(ゼログラフィ)による動画が作られた。クライマックスの何十ぴきもの脱出シーンは圧巻である。

ダルマシアンは、東欧のクロアチアのダルマシアで生まれた--といわれている。どうして黒い斑点の柄なのかは不明である。狩猟、牧羊、軍用、など様々な労役のために作られた耐久力のある犬種である。馬とは仲よしで、馬車の時代、馬の伴走犬であった、ダルマシアンは、消防のシンボルマークとして使われる。ダルマシアンも貴族の愛玩用に交配されて、聴覚や視角に問題のある個体が時々出現する。尿酸を配出する遺伝子が残ってしまったため尿道結石になりやすい。飼うのは難しいが元気いっぱいな犬である。

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k9 #10 / 犬類 #10 / 2011/November

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

(Beagle)

ビーグル犬(beagle)といえば、アメリカの漫画家チャールズ・モンロー・シュルツのピーナッツに出てくるスヌーピー(Snoopy)である。チャーリーの飼い犬で、最初は普通の犬だったが、直立歩行ができるようになり、耳をまわして飛行できるようになった。

ビーグル犬はイギリス産の兎を追う犬、だからハウンド(獣猟犬)グループに属している。猟師が鞄等に入れて運ぶことができるように小さい犬がつくられた。小さくて足も遅いけれど、兎をチームで追い込んで捕まえる。トライカラー(三毛)赤白の2色のものがいる。

シェットランド・シープドッグはシェルティー(Sheltie)とよばれる。その名の通りスコットランドのシェットランド島原産の牧羊犬である。この犬はコリー(Rough Collie)の小型のものである。かつて、スコットランド北部の小さい島では、家畜を飼うのに、限られた牧草地を有効に使わなければならなかった。家畜(かつては鶏や牛豚なども)を移動させる為、牧羊犬が働いた。飼料も限られていた為、あまりえさを食べない小型の犬が求められ、小さいコリーが作られた。シェルティはボーダーコリーと同じ祖先をもつとされている。温和で優しく、羊を追う為の敏捷性や忍耐力を持っている。

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k9 #11 / 犬類 #11 / 2011/November

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

(Sheltie)


イタチは体をくねらせて走る独特の動きをする。ネズミにとっては、最大の天敵で、素早い動きをするハンターでもある。

アナグマは、熊ではなく、イタチ科である。ユーラシア大陸の寒冷地の森林にすんでいる。穴掘りが得意で地中に巣を作り、家族を作って暮らしている。爪が大きく尖っていて、モグラやネズミを捕獲して食べる。肉食(カエル、昆虫、ミミズ、鳥)であるが、キノコ等も食べる。冬は冬眠する。日本ではムジナと呼ばれた。