mini print for Cadaqués

Noriaki Kondoh’s world

 

works-209 

lamb / 子羊 / 2011/September

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

子羊は、ヨーロッパにおいて、キリスト教圏では特別な物なのでしょうか?

教会には数多く描かれています。印象的なのはイタリアの地方都市のラヴェンナのサンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂(Basilica di Sant'Apollinare in Classe)の子羊です。ビザンティン様式の聖堂のアプス(後陣)の半ドームに作られた素晴らしいモザイクを見るため、車で見に行ったのを思い出します。

また、ベルギーのゲントにあるシント・バーフォ大聖堂の神秘の子羊の為の礼拝多翼祭壇画(Adoration of the Mystic Lamb)も素晴らしい。これも有名な祭壇画で、ファン・エイク兄弟の細密なる作品です。

聖アグネスはラテン語の子羊、agnusと似ていて、子羊は彼女と一緒にいる画像が多く、純潔、少女、庭師、夫婦、レイプ被害者の守護聖人で、子羊は貞節を隠喩する動物のようです。

works-210 

Un lapin #03 / 兎#03 / 2011/September

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-211 

k9 #04 / 犬類 #04 / 2011/September

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-212 

femme #07 / 女 #07 / 2011/September

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-213 

llama / リャマ / 2011/September

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-214 

Un chat #34 / 猫 #34 / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-190 

Un lapin #01 / 兎 #01 / 2011/February

serigraph  /  18.5cm x 18.5cm(10cm×10cm)

works-198 

k9 #02 / 犬類 #02 / 2011/March

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-201 

Un chat #32 / 猫 #32 / 2011/April

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-202 

Un chat #33 / 猫 #33 / 2011/April

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-202 

うちの猫の1匹。時々止まって振り向いて、なにか考えている。

works-201 

お腹を手で刺激すると、丸まって幸せそうな顔をする。

三美神。ギリシャ神話から語られる3人の美女。パリスの審判で登場するのがこの美の神ヴィーナスと、ゼウスの妻ヘラ、戦いの女神アテナです。アフロディテ。ローマ神話ではウェヌスと対応するのでVenus、英語読みでヴィーナスとなります。ヘラはゼウス(ローマ神話ではジュピター)の妻で、ローマ神話では、ユーノー。Junoは英語読みでジューノー、フランス語ではジュノン。 6月のジューンブライトが幸せになるというのは貞節の神ユーノーの加護があるからとされる。…らしい。アテナは様々な別名を持つがローマ神話ではミネルヴァ。英語でミナーヴァ。芸術と工芸の神でもある。

works-197 

Three women / 三人の女 / 2011/March

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-200 

femme #03 / 女#03 / 2011/March

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-215 

Trois empereurs / 皇帝ペンギン / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-216 

Un faon / 子鹿 / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-217 

femme #08 / 女 #08 / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-218 

k9 #05 / 犬類 #05 / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

(Greyhound)

works-219 

Un chat #35(Un chaton noir) / 猫 #35(黒い仔猫) / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

works-220  

k9 #06 / 犬類 #06 / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

(Golden Retriever)

黒猫の不思議な魅力。

黒猫の遺伝子は劣勢遺伝子なのだそうだ。だから両親が黒猫でないのに黒猫は生まれるが、両親ともに黒猫の遺伝子が無いと黒猫は生まれない。でも黒猫に良く出会うのは、何か人の目を引きつけるものがあるのだろうか?目立たないはずなのに黒猫が見える。影のような存在に見えるその姿が魅力である。

レトリバーは、「回収=retrieve」 レトリーヴ、つまり、猟をした時の獲物を回収して主人にとどけるように作られた猟犬である。ゴールデン・レトリバーは、その美しい毛の色から、ラブラドール・レトリバー(Labrador Retriever)は、交配された犬種の出身地から名付けられた。 (ラブラドール島はニューファンドランド犬~ニューファンドランド島ラブラドール州にある。)

優しすぎるその性格から番犬にはなれない犬である。

皇帝ペンギンはどうして皇帝なのか?......おそらく、キングペンギンが先に発見されたためだろう。一番大きなペンギンがいて、こいつがペンギンの王様だ。でもその後、それより大きなペンギンに出会ってしまったのだろう。実際キングとエンペラーは、同じ種類。この大きなペンギンの生態は、皇帝っぽくなくて、巣も作らず、過酷な環境で子孫を繋いでいる。メスは卵を産むと体力回復のため、オスに抱卵を任せて海に魚を食べにいってしまう。メスがかえってくるまで、極寒のなかオスは耐えるのだ。

子鹿のバンビのお話は、ディズニーの映画のせいもあって、世界的に有名になった。それで子鹿=バンビになったようだ。子鹿を見ると「バンビ」と言ってしまう。もとはイタリア語の「バンビーノ~赤ちゃん、幼い」からつけられたそうだ。

グレイハウンドは、猟犬である。兎を捕らえる為に作られた。その昔、ヨーロッパの貴族だけが所有を許されたそうである。 その為、革命の時や戦争の時に数多くが虐殺されてしまった。肖像画にはこの犬が多く描かれている。例えば、ロンドンのナショナルギャラリーのゲインズバラの「アンドリュー夫妻」である。夫妻の傍にはグレイハウンドがいる。美しいスタイルだがとてもデリケートな犬。 

works-221 

Un chat #36 / 猫 #36 / 2011/October

serigraph  /  18cm x 18cm(10cm×10cm)

時々首を傾げる。